葬儀後にはどのような儀式が必要になるのか

2018年10月28日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

葬儀は、当事者であれば儀式後の挨拶回り、一般参列者であれば出棺へ立合うことで終了となります。一方、喪主・遺族はその後仏事を行っていく必要があり、参列者が立合うものとしては四十九日法要が該当します。厳密には忌明けとなる四十九日までの間に七日おきに法要はあるものの遺族のみで行われることが多く、例えば初七日は葬儀のすぐ後に行われることがほとんどです。

仏教では四十九日は、故人への裁きが終わり来世の行先が決まる日とされています。宗派によっては魂が現世から離れ、あの世へと旅立っていく日と考えられており、遺族は故人が極楽浄土へ旅立てるように供養を行うことになります。

その後の法要は、百箇日法要をはじめとして、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、三十三回忌と続き、三十七回忌や五十回忌はあるものの、一般的には三十三回忌で弔い上げとします。儀式とはいかないまでも葬儀後に訪れるものにお彼岸とお盆があります。2つは残された人が最も身近に故人を感じることができる弔い方になり、よく聞くのが初彼岸や新盆です。まず、初彼岸・新盆ともに四十九日を過ぎて最初に迎える時期を指し、四十九日前では、一般的には用いられないことを理解しておく必要があります。法要とは異なり必ずも読経をする必要ななく、ここでは墓参りや仏壇にて故人をお迎えします。