生きているうちに感謝の言葉を述べます

2020年11月23日
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生前葬とはその名のとおり自分が生きているうちに行う葬儀です。実際は「お別れ会」のイベントに近く、縁のある方にお礼やお別れを伝える目的となります。生前葬なら自分だけのプランを立てられます。楽器を演奏したり立食パーティー形式やカラオケ大会なども可能です。

自分らしいお別れが出来るのは大きなメリットとなります。また、生前に親しい人に感謝の言葉を述べるまたとない機会です。普段は恥ずかしくて言えない感謝の言葉も自分が開催しているなら尚言いやすいでしょう。遺族の理解があれば自分が亡くなったらそのまま火葬して散骨してもらうことが可能です。

手配や参列者への対応なども遺族にとっては大きな負担です。一度「お別れ会」をしていますので万が一のときも受け入れやすいでしょう。認知は広まったものの、生前葬はまだまだメジャーとはいえません。世間体を気にする人なら、通常の葬儀も改めて行われるケースがあります。

せっかく生前に行っても、もう一度葬儀を行わなければならないこともあるでしょう。この点は事前にしっかりと話し合わないといけません。また、日本では死に関しては気軽に触れてはいけないものとされています。遺族の理解が得られても参列者の中には「不謹慎である」といった印象を抱いている可能性もあります。誰かの気分を害してしまわないか事前に相談・確認しておきましょう。